薬の力

一ヶ月くらい暴れまくっていたOさん。家族やケアマネとのやり取りの中で、気持ちを落ち着かせる薬が減らされたということを知り、調度時期を同じくして暴行が激しくなっていったんです。以前は明るくて冗談好きな面白い人だったんですが、もう、職員全員が手がつけられない程に酷く、朝の送迎で来た瞬間から「私、帰る」と言い出し、徐々にエスカレート。最後には「助けてぇぇぇぇ!!!」とガラス戸をガンガン叩きながら絶叫。職員は落ち着かせようと頑張っていたけど、最終的に職員全員が疲弊し、「もうOさんは無理なんじゃないか?介護の世界じゃなく医療の世界じゃないか?」って思っていた所で、家族が病院へ。結局気持ちを落ち着かせる薬を処方してもらい、昼食後に飲むことに。


凄いですよ、薬って。怖い面もあるけど、一発よ。「この一ヶ月のあなたは誰だったの?」ってくらいに落ち着きます。以前の、良いときのOさんよりも更に落ち着いたOさんになった。介護の世界じゃ良く目にする薬だけど、薬が身体にあっていたからだと思うけど、薬飲んで30分くらいで、良い感じになりました。「助けてぇぇぇって言わないの?」って聴いたら「なにそれ?」だってさ。


でもね、すごぉぉく効く反面やっぱり怖いなーって思う。マイケルジャクソンだって、薬多量接種で死亡したっていう説でしょ?まだ分からないけどね。量を間違えると毒だもん。市販の風邪薬だってそうだし。それに、身体にあっていて効いたから良いけど、合わなかったら効かないしね。他に飲んでる薬との相性もあるし…。そう言う面では「医者ってすげえな」って思っちゃう。でも、薬に頼りすぎるのも問題だけど。

今回は家族がそういった類いの薬にあまり頼りたくないっていう考えがあって、だから「本人の様子が落ち着いて穏やかなら薬を減らそう」ってことで気持ちを落ち着かせる薬が減ったことが原因だけど、やっぱりおかしくなっちゃう本人も疲れるだろうから、精神のコントロールが自分で出来ない人はある程度薬に頼らざるを得ないのかな?って思った。ホントはない方が良いんだろうけどね。


でもね、落ち着いてニコニコしてるときはホントに面白い人で、冗談言うわ、下ネタ言うわで笑顔と笑いが絶えない人なんですよ。本人が悪いんじゃないの。病気が悪いの。それと向き合って上手く付き合っていくには、周囲の人間の協力が必須なんだよね。




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by wampp | 2009-06-27 21:33 | お仕事のこと