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天才、織田裕二

ひゃああー、織田裕二の「椿三十郎」観てきました。もう、凄いですね。織田裕二は天才だと思いました。あの、ここ一ヶ月くらいずっと黒沢作品を見ていて、三船敏郎の独特の台詞のイントネーションが印象に残っていたりしたんですが、その独特のイントネーションまで完璧に同じなんですよ。「○○だぜ」の「ぜ」がちょっとだけ上がるんですけど、まったく一緒で声の太さとか言葉を切るタイミングとか声の質感とか、もう本当に凄いんです。そっくりじゃなくて同じなんです。ゾワっとしました。「なんだ?織田裕二凄すぎるぞ」って。

表情の作り方とか、顔の筋肉の動かし方とか。昨日三船敏郎の「椿」を見たので、始めはどうかなーなんて思っていたんですけど、あまりの天才っぷりに度肝を抜かしちゃいました。映画を観ているうちに織田裕二と三船敏郎が完全にシンクロしてしまいました。三船敏郎に見えました。いやいや、椿三十郎に見えました。

あのー、これは本当に色んな人に見てもらいたいですね。私はあと3回くらい映画館で見たい気分です。そして多分DVD発売されたら絶対買います。新旧比べても良いんですが、比べる所なんてないですよ。リメイクだからって何か特別新しいシーンが沢山入ってる(ほんの少しだけ入ってる)訳でもないし、本当に始めの「椿」を何もかも再現してる感じです。でもですね、私が見た感じでは、再現とか真似とかじゃなくて新しい解釈(みたいなもの)でもなくて、なんて言ったら良いんでしょうね。なんかね、「椿三十郎」なんですよ。

全世代に理解出来る「笑い」もあるので、これから冬休みに入る子供たちにも見て欲しいです。あ、血が出るシーンは殆どなかったと思います。みなさん、是非是非見て下さいね。



そして、「椿三十郎」が面白いということを教えて下さった方に感謝したいです。本当に面白いです。ありがとうございました。

by wampp | 2007-12-11 22:41 | 映画のこと